昨日から巻向遺跡絡みのニュースが気になってしょうがない。今日のnetでは邪馬台国論争の決着が近付く、とまた挑発的な見出し。昨日も書いたが、邪馬台国が奈良のはずがない。年代(3世紀前半)の根拠が炭素14という科学的にはまだ精度がそれほど高くない方法しか見つかっていないという事や、よく騒がれる三角縁神獣鏡が実は中国南部の鏡(華北では一つも見つかっていない)であるという事など、ちょっと古代史をかじらないと知らない事実をすべて隠蔽あるいは無視した所に邪馬台国=畿内説が成り立っているという事をもっと新聞はしっかり報道するべきである。また、箸墓古墳は宮内庁発表でも各古代文献(「古事記」「日本書紀」)でも崇神天皇の叔母にあたる人(だったかな?)の墓とされている。そういった文献資料を無視しているのもおかしいじゃないか。これだから日本の歴史学界はレベルが低いと私は言うのである。考古学的事実が出たらそれだけ、他には何も整合性がない。そんな事実は一般的には信憑性の低い事実と見るのが常識だと思うんだが、学者さん達はどうしてそんな事が分からないのだろう。詳しくは昨日紹介した安本美典氏の本を読むのを勧める。ちなみに学者が「古事記」は信用しないのに、「魏志倭人伝」は信用するその心性は形を変えた自虐史観であるという事も付け加えておこう。歴史的な真理をあまりにも舐めている。
ところで、最近本屋で見つけて買ったのがこれ。何といっても今でも最も良質の日本史の通史はこの本で決まりである。祝、文庫化。これと井沢の逆説シリーズを読めば日本史に関する見方が180度変わるぞ!