ダライラマ14世が今日本に来ていて偶々昨夜ニュースで観た。彼、曰く「暴力や戦争を生み出すのは武器ではない。人間の心だ。恐怖や憎悪などの感情の問題なのだ。だから、平和も人間の心からしか生まれない」宗教的、哲学的には決定的に正しい。しかし、現実にはそれは一つの極論でしかない。欲望ー力ー支配という「負の連鎖」もまた人間としての‘業’ではないのか。チベット問題に関しても言いたい事は多いが、今は書かない。
‘生きることへの肯定感’‘社会への肯定感’という事を考えている。今の日本に蔓延している閉塞感(個人的には何も閉塞していないが…)の元凶がその反対物、‘社会への不信感’だと思い出しているからである。一体、社会への不信感が生まれる原因とは何なのか。ただ、これは哲学的な問題であると同時に今の日本では徹底的に歴史的な問題でさえある。もちろん、私自身は薄々気付いてはいるが、出来れば何とか言語化出来る所まで勉強したいなぁ。これが私の後半生のライフワークになるのか。
ところで、昨夜は「スクール・オブ・ロック」を見た。物語はハチャメチャではあるが、間違いなく「元気が出る」映画。特に特典映像で入っていたツェッペリンに「移民の歌」を使用する許可を得る場面が傑作である。「どうか、この映画に『移民の歌』を使用する事を許して下さい。‘ロックの神様’レッド・ツェッペリン!」すると、後ろの群集が「ツェッペリン!ツェッペリン!」と大合唱するというもの。こんな風に真面目に馬鹿をやっている大人ってかっこいいよねぇ。目がマジなのが可笑しい。「生きている」ことのこのちょっぴり卑猥で、突き抜けているけど、どこか間が抜けているという感覚が私はたまらなく好きだ。それはチェーホフの世界でもあり、カンゾー先生の世界でもある。「深刻さ」を笑い飛ばしてしまうパワーこそがロックの真髄だ。すべての体制に‘NO’を突きつける事、それがロックスピリットである。。あ~あ、言っちゃった。何だか可笑しいよねぇ。お勧め。