2012年02月06日
■ 空港rec2!

日曜日はスタジオ入り。いよいよRAGでのライブが一ヵ月後(3月4日;夜露死苦!)と言う事で、課題曲の確認。久しぶりと言うのもあり、選曲のセンスもなかなか良く、その上バンドメンバーの‘腕’も上がっている!これは凄いライブになりそうな気配である。
世間では相変わらず語るほどの何事もなく、深く静かに世界変革はやって…来ないか。大阪ではいまだに国歌不起立の裁判(結局、訴えを却下。まだやってるのか、こんな事!)大分ではまた痛ましい事件があった。早々、そういうと、NHK大河ドラマ「平清盛」も見た。海賊が現れる場面の音楽、ン?どっかで聞いたような…おお、ELP「タルカス」じゃないか!作品そのものも(巷では酷評している人もいるようだが)なかなかどうして、結構面白く見たよ。良いと思います。崇徳の狂気を早く見たいなぁ!
まぁ、仕事的にはそれ所ではない。今週から中学生の受験がスタート、頑張ってくれ!
合間を縫って(はいないが)見たのが「REC2」という感染系ゾンビ物。オリジナルはスペイン産でこれはまじに凄かったのだが、アメリカでリメイクされて途端に毒を抜かれてしまった。そのアメリカ版の続編(ややこしい。スペインのオリジナル版にも続編がある)。評価はマチマチのようだが、私は結構好きだなぁ。適度なテンションの持続・登場人物たちのキャラクターも悪くない。ほとんどダラダラする事なく、一気に見れるし、面白かった。切株描写やゾンビの特殊メイクも合格点。勉強と一緒、やはり工夫を凝らしているのが好感が持てる。

2012年02月03日
■ グローバル恐慌の真相

昨夜は衝撃のニュースが駆け抜けた。浅野忠信と仲里依紗の熱愛が発覚だと!そんな馬鹿な!(と私が言うのもおかしいが…)。とにかく大々ショックである。ジッタリンジンでも聞きたくなってきた。「大好きだったけど彼氏がいたなんて、大好きだったけど最後のプレゼント、bye bye my sweet darlin' さよなら してあげるわ!」ちょっとちゃうかな?
話は変わって「グローバル恐慌の真相」である。中野剛志が説く「経済ナショナリズム」は以前から私も注目していた思想である。世界規模でグローバリゼーションの災厄が囁かれ、グローバルインバランス(国際的な収支不均衡状態)解消の方向にアメリカやヨーロッパは大きく舵を切ろうとしている。シンプルに言うと日本の黒字はアメリカの赤字に依存してきた訳で、これを改めようとするのが、悪名高いTPP(その縮小版のFTA)である。経済の世界では誰かが儲けると言う事は誰かが損をするという事を意味する。これは基本的には国内でも同じ。増税で政府が得すると言う事は国民が損をするという事。(社会保障システムの問題ははっきり言ってこれとは別次元で語られるべき問題。詳述は避ける)最近はまた防衛相の資質問題で騒がれているが、以前にも書いたように、被選挙権(代議士として立候補出来る権利)こそ、資格制にでもして一定の社会科学的な常識・教養のないヤツにはさせないようにでもしないと、本当に日本の国会って、世界の落ちこぼれレベルだって本人らも気が付いていないと思うよ。おそらく日本の今、何が一番問題なのか全く分かってないんじゃないかな。
最近特に思うのは、今の日本では理系的な教養よりも文系的、社会科学的な教養の凋落ぶりこそを問題視すべきなんじゃないか、という事。理系は例えば「京」にしたって、「はやぶさ」にしたって国家レベルで相当よく頑張っているというべきだろう。それに比べて、社会科学的な問題はいまだに混沌としている。自前の憲法も作らない、国軍がないから領土・領海も取り放題、スパイ防止法もないので拉致すら防げない。CAIもなければFBIもない。経済的な知識もないから官僚の意のまま、国防の知識もないから地方の好き勝手、国に敬意すら払わないヤツが教鞭をとり、でも利権はほしいから公務員になりたがる。マスコミはどこの国の放送局か分からないような偏向・捏造報道を平気で行い、文句言われると二言目には「言論の自由」「思想信条の自由」と騒ぎ出す。我々の国民生活を支えている世界一の社会システムを持ちながら、こういう無能な連中が寄って集ってその社会システムをつぶしにかかっている。それが回りまわって、自分の子孫たちの首を絞めている事に気付かないのだろうか。私は本気で国会議員たちに聞いてみたい。あと、十年後、私の子どもの世代にあって、日本は今と同じように平和なのか?そもそも日本はあるのか?

2012年02月02日
■ UMAだぞ!

そろそろ我が塾では全学年が準備講座と銘打って現学年の復習授業、今日は年度末の模試がスタートし出した。私は今日は中1英語。主語-動詞の語順変換と固まり作りという中1英語の肝を毎週復習し直し、今夜もだいぶ吠えた。中1レベルの英語の勉強は頭でも体でも完璧に暗記し切らなければならない。そして覚え切った事には迷う余地がなくなる。だって覚え切ったんだから。三単現や冠詞、複数の-sなどは知識としても微妙な部分だが、whatの次に平気でmyが来たり、「あの家は~です」を「that is~」と書くのは、これはもう言語理解上あり得ない間違いであるが、ゆえに許してはならないのである。そういう間違いをする生徒は大げさに言うと一生英語を自分のモノには出来ない。
私が生徒・親・講師に言う言葉はこうだ、「公立学校の中1・2年生の学習内容が難しい訳がないじゃないですか。ゆとり教育で学習内容は半減し、公立高校はとうとう全入になってしまった。甘やかせば甘やかすほど、『本人のため』から遠ざかるばかりである事に早く気付いて下さい!」我が塾では学習到達度の合格ラインは通知簿「4」である。努力すれば絶対そこまでは誰でも行ける。そして、行けない理由のほぼすべては自分の中にある(つまらない‘こだわり’や‘甘やかし’‘手抜き’‘思い込み’他)。何よりも大切な考えは「誰でも、そこまでは行ける」と納得する事から始まる。基礎学力を徹底的に体得する事。そこからしか応用力は生まれては来ないのである。
ところで、最近本と同じように結構DVDも見ている。取り上げるのは「UMA(ユーマ;未確認生物)」。役者は結構良い人が出ている。主役はブリジット・フォンダ。それと「インディペンデンス・デイ」の大統領役の人とか。所謂モンスターパニック系のB級映画。でも、見ていくと未確認生物と言ってもただのワニ。もちろん、ワニはワニで怖いが、何だか最後には自然保護というか、生命尊重と言うか、ちょっと方向があっちに行っちゃった!という変テコリンな作品。映画としてはなかなかの力作だとは思うが、あえて見るほどの出来ではない、とも言える。

2012年01月28日
■ わが祖国‘日本’

「ぼくらの祖国」(青山繁晴;著)戦後70年近くが経つのに一般国民に決して明かされない‘真実’の数々が書かれているまさに驚愕の書。語られているテーマは以下の通り。①北朝鮮拉致被害の問題;いまだに解決されないこの問題の核心は何なのか?②東日本大震災~福島原発事故;今この瞬間にも己を省みずに国のために多くの人々が働いているというその事実。③硫黄島;この章は最も感激する。一刻も早く遺骨をすべて掘り出して本土に帰ってきてもらうべきだ。政府のこれまでの怠慢は日本人として許されない④メタンハイドレートの隠された真実。以前にも書いたが、我々日本国民の真の敵は一体誰か?どれも読めば分かるが、腰を抜かす。一体我々は祖国について何を知っていたのだろうか?そして、誰が国民に知らせないために情報を遮断していたのだろうか?
私は以前からそれぞれの国にはそれぞれの国の大義があるべきだ、と言っていた。そして実際世界中皆大義を持っている。それが如何に稚拙であっても、論理的におかしくっても、たとえ捏造であっても、ウソであっても、それはそれぞれの国の事情の問題にしか過ぎない。この大義こそがnational identityだからである。これなしに国としての精神的な統合は図れない。そして、世界中で日本だけはこの大義がない。昨夜も「朝までTV」で橋下大阪市長が何人かの識者と討論していた(ちょっと見ただけだが)が、公立の学校の教師が国歌や国旗に敬意を払わない事を「異常」と思わない神経が私には全く分からない。それが司法判断でクビには出来ないとか何とか、一体こいつら何を自分でしゃべっているのか、分かってないんだろうなぁ。イヤなら公立学校辞めれば良いし、それ以前に退職金も健康保険制度も一切拒否するか、自分の好きな外国に行けば良いじゃないか?いい年してその思想信条の自由とやらすら国家によってしか保証されえないものだという事実が見えていない。(見えていて故意に言っているならただの駄々っ子の揚げ足取りでしかない)とにかく、この国家としての大義を取り戻すという当たり前でかつ一番基本的なことがどうしてこの国ではこんなに抵抗感のあることなんだろうか?占領国に押し付けられた「憲法」(それ自体が国際法違反だと社会の教師ならちゃんと教えろよ!)を「護る」だと!現行憲法が如何に現実の社会では通用しない、つまり誰をも幸せにしなければ守ってもくれない(事実、この憲法の下で拉致はなされ、竹島や北方領土、尖閣は他国領になりつつある。つまり、国民も国土もこの憲法下では守れないと言う事なのだ)ものであるかにまだ気が付かないのだろうか?私のように旧世代の人間には理解が出来ないことだらけだ。友よ、答えは風に舞っている。でも、それで良いのか、本当に良いのか?それがこの平和国家のために命を捨てた何百万人もの英霊への答えなのか?友よ、それで済ませるのか?誰か教えてくれ!

2012年01月27日
■ ‘一流’と‘二流’の境目は?

またまた新潮選書「一流選手の親はどこが違うのか」プロテニスの杉山愛選手のお母さんの本。「一流とは何ぞや?」これは教育者としても大きなテーマ。私なりの解釈を施すと、一流とは「○○を通して自己の人生観を磨き続ける」ヒト、とでもなるか?何にしても技術的な問題だけではなく、「生き方」とか「生き様」とかと関連しているような気がする。そして、そこには当然「楽しむ」という要素も必須であろう。
塾講師として私は生徒たちに「勉強を通じて‘一流の人間’になってほしい」と切に願う。そして、そのために自分自身が一流の人間になるべく日々研鑽を怠らない事をこそ生業としてきた。明治の政治家の名言に「頭の良い人間はいつの時代でもいるが、温厚な人間を探すのは難しい」みたいな言葉があった。近代オリンピックの創始者であるクーベルタンの次のような言葉が引用されている。「自己を知る、自己を律する、自己に打ち克つ。これこそがアスリートの義務であり、最も大切なことである」唸ってしまった。我々がなでしこジャパンや北島康介、マラソンランナーや柔道、野球、相撲、レスリングなど様々なスポーツに見ているものの本質はまさにこういった「克己」心なのである。
そしてこの「自分を見つめ直す」ことこそが、戦後日本で最も疎んじられてきた事なのである。私が先日読んだ「お手本の国」を批判するのも同じ視点である。フィンランドメソッドを勉強する前に「教育勅語」を読めよ。マキャベリを読む前に織田信長の勉強しろよ、TPPの前に世界恐慌の勉強しろ、以下省略。すべての道は「自己研鑽」に繋がっている。ゆえに自分の人生にとってためになる事から優先せよ。実はそれこそが公のために生きる最短コースなのである。

2012年01月26日
■ 「お手本の国」のウソ

「逆説」を読み終えてから一気に読書ペースが上がり、ほぼ毎日1冊読み切っている。まずは『「お手本の国」のウソ』という新潮新書。ありもしない、あるいはあっても既に破綻してしまっているような方法を、まるで日本にとっての救世主であるかの如く奉る報道のウソを暴いた本。フィンランドにフィンランド・メソッドなどない。フランスは少子化対策で人口が増えているのではない、イギリスでは二大政党制は既に破綻しているetc.実に面白い。全体を通じて感じた事をまとめる。
①それぞれの国にはそれぞれの国の事情がある(当たり前)そういった国の事情(私が「社会システム」と呼んでいるもの)を無視して、「教育」だけ、「人口問題」だけ、~だけを切り取って「日本も見習おう」と号令をかける事をそろそろやめて貰えないだろうか。はっきり言って何も勉強にならないのは目に見えている。日本の問題は日本が、自国の歴史に遡ってしか正解を見出すことは決して出来ない。私が「ゆとり教育」を忌み嫌うのは、この極東の無資源国家において、‘勤勉’という世界に冠たる社会システムを持ちながら、どうして自らその長所を破壊するような施策を採用したのか、と言う事。つまり、官僚は他国の事情に詳しいクセに自国の事情には疎かったという、笑い話にもならない話なのである。
②これはTPP問題のようなグローバリゼーションへの懐疑にもつながる。一体何に乗り遅れるんだって?世界中、同時不況の嵐が吹き荒れていてどの国も生き残るために必死だという時に、まるで授業に集中出来ていない生徒みたいにピントの外れた解答を出しているように思えてならないのだ。世界はドンドン、反=グローバリゼーションの方向に動いていくだろう。全く日本の真逆である。
③ためになった情報が一つある。ギリシャの観光立国としての様々な取り組み。これだけは今の日本でも大いに勉強になる、つまり、これほど歴史遺産豊富で、豊かな自然を持ち、食事の質は世界一、ついでに治安の良さも世界一の日本なのに、外国からの観光客が世界一でないのはどうしてか、という問題。答えは遠さ、不便さではない。外国人に対する取り組み方の問題なのだ。私は新幹線や原子力の海外への売り込みも悪いとは言わないが、もっと国家-地方自治体レベルで外国人観光客(英語の通じる世界中の人々)を相手にした取り込み作戦を戦略的に立てるべきではないかと考えている。経済的なグローバリゼーションには背を向けつつソフトパワーに関してはもっとしっかり国際化するのだ。
例えば、月ヶ瀬茶畑オーナーを外国からも募る(日本の思想も一緒に輸出するのだ!)、とか、観光地を歴史的な意味も含めてしっかり外国に宣伝する(神社・仏閣・遺跡など)のも一手。各観光地の看板や観光地への道順などの英語表記の見直しや英語を話せる人員の配置なども。これらは経済効果と同時に世界中に日本好きのリピーター(つまり親日派)を増やす事で将来的にも日本の防衛戦略の一環にも位置付けられる。麻生太郎がマンガのミュージアムを作ろうとしたのもあながちピントはずれではない事がお分かりだろうか?ちなみに最近シンガポールに修学旅行に行った高校生が言っていた話では彼の国ではKpopも盛んだったが、(Jpopはダメだったらしい)それ以上に凄い人気だったのは日本のアニメだったそうだ。
日本こそがお手本の国である事をもっと我々は自覚し、かつアピールするべきだと思うんだが、どうだろう?

2012年01月25日
■ 身元不明!

ダルビッシュがメジャーへ移籍、「世界一の投手になりたい」良いねえ。私は好きだなぁ、こういうコメント。SMAPの(と言うか槇原~の)「世界に何とかの花」が私は大嫌いだ。もちろん、‘愛’に序列はないのでナンバー1などある訳ないが、それでも一番になりたい(自分を一番だと思って欲しい)というのが人の世の常。その葛藤に人生があるので最初から開き直って「ナンバー1にならなくても良い」なんて宣言してるなんて、実に大和撫子、もう古典の世界の恋愛論である。それ以外のフィールドでは、やっぱNo.1でしょ!
芥川賞の田中氏の発言。もらってやった、携帯もPCもない。これも良い。大人気ない、なんて批判する向きもあるが、私に言わせればそんな批判こそ大人気ない。誰でもがマスコミが期待するような‘空気’を読むとは限らないし、文句言うなら20年間、小説書き続けてみろ!それが如何に偉大な事か、分かるだろう。自分のモノサシで人を判断する、当然のようだがそこにこそ、マスコミのレベルの低さが露呈してしまっている、つまり、自分で自分は凡庸です(空気を読む事が、私の最高にして唯一のとりえです)と宣伝してしまっているようなものなのである。
なかなか日本人も捨てたもんじゃない。私はmass(集団・塊・大衆)を信じない。それは会話で出てくる「みんな行く」とか「みんな知ってる」の「みんな」程度の無意味な言葉である。「みんなって誰や、全人類か!」と私は一々文句を返す。人それぞれ、かつバラバラ。それを自由と呼び、個性と呼ぶ。それで良いのである。
さて、昨夜見たのは「アンノウン」というアクション系映画。「交通事故に遭い、4日間の昏睡から目覚めると妻は自分を「知らない」と言い、見知らぬ男が自分を名乗っていた!」このイントロからのサスペンス感は実に面白い。中盤までの謎解き&アクションが秀逸。リーアム・ニーソンは傑作「96時間」以来、アクションづいている。ただ、良く考えると、ストーリーには大きな‘穴’がある。ネタバレで言うと、そんな一流の男がカバン忘れる?っていう単純な問いが頭から離れなかった。まぁ、でもアクションシーンは面白いので一応お勧め。


2012年01月24日
■ 江戸の教訓その2

最近、メンテナンス系の出費がかさむ。バイク・電子レンジ・歯と、矢継ぎ早に故障して、買い直しや修理。ああ、邪魔くさ!
そうそう、先日はバンドミーティング。良い大人が集まって、CD聞きながら「演る、演らない」を言い合ったり、シーンと声も出さずに聞き入る(各パート別に音のチェック!)なんて、なかなかない景色である。はっきり言って思い出すと笑ける。まぁ、好きなんだよね、ロックが。
さて、先日の続き。元禄文化という華やかな町人文化を現出した綱吉の経済政策についてちょっと述べた。もしも、歴史が為政者と庶民の葛藤史だと捉えるなら(私は捉えていないが)文化花開くインフレ時代こそが、まさに庶民の勝利している時期であり、デフレ不況に喘いでいる時と言うのは昔も今も実は為政者優位の時代なのである。私がなによりもまず景気対策が優先、と考えるもそのため。はっきり言って社会保障費のために増税してもおそらく何も変わらないよ(増税により、デフレがもっと悪くなり税収がもっと減る)。そしてどうせ、その言い訳は「社会保障費が圧迫して…」更なる増税が待っているのである。はっきり言う。国民生活にプラスにならない政府など要らないのである。そして、世界中どこでも政府は国民のために国債残高を積み上げるものである(国債の債権者が原則的に国民の場合)。このシステムに何も問題はないではないか。
また、もう一つこの巻で面白かったのは、現代にまで通じる商人道がやはりこの元禄時代に生まれたと言う事。何ゆえ、世界で日本人だけが商品の値札に疑いを挟まないのか(「ぼったくられている」という疑い)。何ゆえ世界で日本人だけは自分だけでなく他人をも基本的に信用するのか、これらは値切りが下手、契約オンチ、悪人にとっては良いカモなんだが、それが分かっていても我々はそのように振舞っている。地震でもパニックが起きない国、統治機構が崩壊しても一件の略奪も起こらない国。この商人道って面白いよねぇ。これを読んでいる方も納得される人が多いのではないだろう。自分だけ儲ける/儲かっているって、何かマズいと思う感覚。金儲けという一見ドライかつ冷酷な世界に「道」(私風に英訳すると「art」である)を見い出す感覚。三井高利という天才(越後屋創始;後に三井財閥に発展)の出現から私の言う日本的社会システムが形を現し始めるのである。彼らの「徳得主義(徳を行えば得をする)」こそが、実は明治以降の文明開化期にアジアで唯一、日本だけが資本主義への移行に成功する原因なのである。(丁度、ヨーロッパのプロテスタンティズムに当たる(M・ウェーバー)GNPを支えているのは決して進んだ科学技術ではない。我々が日々実践している商業的な道徳感覚(顧客のためには金にならなくってもサービスに手を抜かない事)なのである。そして、それは江戸元禄期、綱吉の時代から開花した。これこそが、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という素晴らしい見本ではないか?

2012年01月23日
■ 江戸時代の教訓

冬休みを挟んで長い長いインターバルの後、やっと先週読みきったのが井沢逆説シリーズの最新刊、「逆説の日本史;文庫14巻」。現在は江戸時代初期。ここでの、ポイントは綱吉(生類憐みの令!)名君説と朱子学の功罪。相変わらずその論理展開が素晴らしい。経済学という学問の持つ科学性の理解と政治学のポイントについて語る。社会の経済現象は(特にマクロ経済学においては)相当レベルまで解明出来ている。端的に言うと、モノと貨幣の量によって景気は決定出来る、と言う事。モノの量をコントロールする事は出来ないから、当然貨幣の量を如何にコントロールするか、という話になる。(正確にはモノの量をコントロールしようとしたのが社会主義。でも、歴史的には失敗しちゃった、当たり前だけど)そこで、政府と中央銀行の二者が貨幣量をコントロールするための財政・金融政策を打ち出す。現在の日本はデフレ不況下にあるので当然、ゼロ金利、量的緩和、そして次が大事だが、政府は本来であれば減税なり、景気対策を採る事が求められる。ここまでははっきり言って中学3年生の公民レベルの知識。江戸の四大改革はどれも失敗したが理由は同じで、この景気対策をしなかった事。もちろん、現政権の課題も同じ。やる前から失敗する事が分かっている。そして、対策をしたのが綱吉と何と、あの田沼意次(!)。でも、この二人は歴史では暗愚の象徴として習う。どうしてか?そこに、当時(から今でも続いているのかな?)朱子学(儒教的な価値観)が連綿と続いている。つまり、「お金儲けは卑しい」という思想だ。つまり、一般人の金持ちに対するルサンチマンだか、コンプレックスだかを利用して(もちろん、僕にもあるが)経済現象に対する客観的な見方が隠蔽されてしまっているのである。これは決定的に日本史学の怠慢であろう。
次に「政治」。政治の問題とは結局「権力」の問題に帰着する。権力を分散するのか、集中するのか。実はこれも先のデフレ問題(その裏にあるインフレ問題)と同じで、常にどちらかが正しい、とはならない。常識的に理解できると思うが、平和時には分散、危機的状況では集中が正しい、はずだ。しかし、問題は平和時の中に本当に危機がないのかどうか。これは今の大阪の政治状況ともリンクする。おそらく独裁を嫌う一部の人々は今の大阪が危機だとは思っていないのである。だから、権力を分散しろ!という事だ。教育的にも経済的にも全く見るも無残な状態だと思うんだが、それでも危機打開よりもましだ、と思っているんだろう。もしも、そうでないなら(つまり、危機だと思っているんだが独裁権力はダメだと思っているなら)、その人は全く政治というものを分かっていないのである。それは丁度、デフレ不況時に増税したがるのと同じぐらいに歴史的教養が足りないのである。この件についてはもうちょっと書きたいので続きがある。

2012年01月21日
■ レコーディング再開だ!

実は正月明けからCD製作が滞っていて原因を友人の業者さんに調べてもらっていた。講習が終わってから丸々一週間かかってやっと先週末にトラブル解消。原因は何らかの理由でインストーラーが起動しなったとの事。結局、原因は分からないままギター器材とパーカッション音源のインストール、これにそれぞれ丸一日がかり。まぁ、時間の掛かる事、甚だしい。ところが昨夜インストールしたパーカッションソフトを見てびっくり。あまりに高性能すぎてそのマニュアルがA4で何と300㌻!そんなもん、読んでられるか!そこに至る頃には朝の4時を過ぎていた。まぁ、それはそれで熱意がなければ出来ない事である。それでも、この音源を導入する事でますます素人では出せない音を盛り込んだCDになってくれるはず。残り3曲。本格的なレコーディング再開は来週からになる。もう、ちょっと期待して待ってね。

2012年01月20日
■ 共喰山だ!

今日は年に一回唯一同業者の友人と会う日。私が仕事以外で話をする人と言えば職員以外の8割は音楽・バンド仲間、残り1割は仕事関係、最後の1割が同業者、それも8割方入試説明会で会って挨拶を交わす程度なので、同業者と話すのは本当に珍しい。人と接するのが元々そんなに好きな訳ではないし、サラリーマン時代から仕事よりも遊びの友人の方が多かったので、別にそんなに違和感がある訳ではないが、ビジネスパークとかに珍しく行くと何と企業戦士たちの多い事か!そう、あなたたちが今の日本を支えているんだぞ!疲れた顔を見ると意味なく励ましたくなる。私も仕事を通じてGNPにちょっとでも寄与出来ればそれはそれで仕事の社会的な意義はあろうと言うものだ。
塾講師と言う仕事自体はビミョーなものだ。人前でモノを教えるのにそれほど勉強していないヤツとか、人間的にどうなの?というヤツでもやれるある意味相当にヤクザな職業である。私は前途有望な生徒達と人生を語り、夢を分かち合うのは大好きだが、あまり魅力的でもない似非教育者と話すのは全く時間のムダだと思っているので余計に同業者の人脈に疎くなっていく。今日の友人はもう二十年来の友。「相変わらずですねぇ」を連発されてしまった。年は食ったが‘老い’てはいないぜ!
さて、昨夜見た映画「共喰山」。タイトル通り、B級ホラーである。キャンプに出かけた若者たちが何かに伝染して(結局、よく分からない。「水」?「蛭」?お化け「うじ虫」?)共喰いを始めると言う、たった一行で要約出来るストーリーの映画。売り文句としては「処刑山」ノルウェー産ホラー。ナチスのゾンビが大暴れ!に続く「山」シリーズ第二段だそうだが、もちろん脈絡はない。映画のオープニングではホラーに珍しく1万2千年前から物語は始まるのだが、当然それ自体にもあまり脈絡はない。とにかく何かに感染した人食い女がひたすら森の中から襲ってくるだけというまぁ、原始的というか、初心に還り過ぎました系である。ちなみにエロ描写も一応用意されているが、何となく女優さんたちがセクシーでないと感じるのは私だけ?

2012年01月13日
■ 社会システムの問題

昨夜偶然、「アラブの春」の特集をTVでやっていてチュニジアの革命後の困窮経済の事情をやっていた。独裁政権が倒れて民主化を果たしたものの、経済は全く成り立っていない。政治は所詮「制度」の問題にしか過ぎないが、経済は「社会システム」の問題。例えば中国等でもこのバブル崩壊後は経済が破綻する可能性がある。EUやアメリカでも同じ。経済を下支えしているのは、何も最先端のテクノロジーではない。我々も含めて一般民衆の職業倫理こそが、その根源である。「約束を守る」とか「真面目に仕事に取り組む(つまり、見られていない所でも手を抜かない)」とか「顧客にはお金以上の事をしようとする」とか、通常日本では当然のこれら職業倫理こそが、日本のGNPの正体なのであって、だから私は日本は絶対に負けないと言っているのである。政治「制度」を革命的に変更しても社会システムを変える事は出来ないのである。
私が「遅れてきた左翼」に向かっていつも言う、イヤなら外国に行けば良い、という言葉の真意もこれである。そんなに日本の‘遅れた社会’を嫌って近代モダニズムを愛するなら、それが芽生えたヨーロッパでもアメリカでも、はたまたその変種の独裁制を維持している中国にでも行って、己の権力欲を満たせば良いのである。橋下市長が国歌斉唱時に起立を義務付けるとのニュース。どうせ、一部の遅れてきた左翼は「政治の介入」とか「教育の自由の侵害」とか「権力の乱用」とか文句を言うのであろう。だが、はっきり言う。権力を憎むヤツほど、権力欲が強いのである。つまり、オレ以外のヤツがオレに命令するとは何事だ!、という事なのである。そういうヤツに限って、自分が命令する立場に立つと今度はオレの命令に従わないとは何事だ!と騒ぎ出す。これを私はクレーマーの論理と呼ぶのである。
日本は今の社会システムを作るのに、まさに2000年以上の時間をかけてきた。それこそ、多くの先人たちの努力の集積体である。だからこそ、こんなに政治がチャランポランでも、国力においてはビクともしない。それは官僚のおかげでも何でもない。嗚呼、日本に生まれて本当に私は幸せだ!
ところで、昨夜見た映画は「ハチェット2」というB級ホラー。別にセクシーな女優さんが出る訳でも何でもない、悪役にかの「キャンディーマン」の黒人の大男が出ているくらい。どうしてパート2まであるかと言うと、殺戮場面に相当に力を入れていて、そこだけが見所なのである。「13金」同様、なかなか工夫を凝らした切株描写。道具にしても、斧(これがハチェット)・船のスクリュー・定番のチェインソー・研磨機・素手など、バラエティーに富んでいる。まぁ、興味のない人には全く訳が分からないだろうが、まぁ見応えがある方だろうなぁ。お勧め。

2012年01月11日
■ 十三人の刺客!

徐々に生活リズムが平常に戻ってきて昨夜は久々のレンタルDVDデイ。見たのは「十三人の刺客」。三池監督の時代劇である。アクションシーンが超ド派手だったが、内容は比較的オーソドックス。まぁ、随所に三池氏好みのフリークスや切株描写があり、楽しんで作ってる感が漂っているが、全体的には面白かった。注目は稲垣吾郎の悪役ぶり。結構ハマッている。相当に憎たらしいし、最後まで食えないヤツ。良い。最後の締めには多くの観客がブーイングを出しており、私もその一人なのだが、良い点も多いので許そう。
本のほうは先週から読んでいるのが井沢元彦「逆説」の文庫版、最新刊。まだ半分くらいしか読んでいないので、読み終わったら書く。「忠臣蔵」関連もなかなか面白かった。繰り返すが、どうして日本史学って、こんなに面白い素材があるのに、つまらないんだろう?やっぱり優秀な人材が他に行ってしまうのだろうか?

2012年01月09日
■ 護国神社に初詣

先日は社員とともに我が家で新年会。飲んだくれる訳ではないが、のんびりと気心の知れた仲間と飲むのは楽しいものである。ひと時の緩和である。冬期講習会は例年通りなかなかのハードスケジュールだったが、風邪だけで済んだので良いだろう。高3生はいよいよ本番直前と言う事で、徐々に勉強の成果を出してきている。さあ、問題は間に合うかどうか。焦れ、焦れ!今こそ人生最大のチャレンジの瞬間だ!
ところで、昨日は家族で初詣。私は京都人ゆえ、「観光地;京都」というものを全く知らない。金閣も塾で行っただけ。二条城も銀閣も行った事がない。奥さんに話すと呆れられるが、今年はちょっと気が向いて清水寺から護国神社にかけて回ることにした。ちょっとした旅行気分を味わい、これで今年の正月は終了。この年で家族との時間をしっかり持つようになった事が自分には非常に不思議である。まぁ、今でもfamily manでは全然ないんだが…。
さて、昨日その後「金スマ」とかいうTVの録画を見て、AKBの成功ドキュメントだったんだが、これにいたく感激した。おそらく2011年の2大ニュースとして「なでしこジャパン」とAKBのレコード大賞は歴史に残るだろう。そして、女性が伸び伸び生きている社会は掛け値なく「幸せな社会」である。全世界の人々がうらやむ「日本」の姿がそこに凝縮されている。この点に関しては日本は(平安時代同様)、他国の追随を許さない。素晴らしきかな、我が祖国である。

2012年01月05日
■ エスノ・ワールド5!

昨日から冬期講習会再開と言う事で、一気に業務過多モードに。ところが、毎年の事ではあるが、正月休みの一日は風邪でダウン、人より一年が一日短くなってしまいその後遺症からか今度は喉がエライことに。ハスキーヴォイスを通り越して、単に聞きづらいだみ声になってしまった。喉は商売道具のクセに非常に弱い。まぁ、講習会の緊張が溜まっているとも言えるので仕方ない。
さて、よってこの正月は一日布団、一日楽器屋、一日墓参りでおしまい。特別な何もなかった。それに対してDTMではより一層の進化を目指してこれを購入。エスノ・ワールド5という世界基準の優れもの。世界中のあらゆる民族楽器を網羅した、まさに世界最高の一枚。楽器屋に行っていたのもそれを探すためだったのだが、さすがにマニアック過ぎて店頭販売は京都ではなかった。CD製作の最後の仕上げに使うつもりである。おお、なかなか本格的で宜しい!